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シャッタースピードと絞り値の設定を変更すると、PSAMで撮影できます。オートモード撮影では、カメラが撮影シーンや被写体を自動的に認識するAUTOで撮影、または自分で好みの撮影シーンを決めて撮影することができます。


Y(オートモード)

シーンに最適な撮影モードやピントを合わせる被写体をカメラが自動的に認識して撮影します。


オートモード切換レバーをAUTOの位置にすると、Yの撮影画面が表示されます。

カメラが認識した最適なシーンのシーンアイコンと、ピントを合わせている被写体のアイコンが表示されます。

被写体アイコン

シーンアイコン

アイコン 説明
シーンアイコン
  • C:風景
  • d:夜景
  • h:夜景(三脚)
  • e:マクロ
  • Q:夕焼け
  • x:青空
  • y:緑
  • h:人物
  • g:逆光&人物
  • c:動体
  • a:人物&動き
  • b:逆光人物&動き
被写体アイコン
  • gu:人物
  • E:動物
  • F:鳥
  • G:クルマ
  • H:バイク&自転車
  • I:飛行機
  • J:電車

シーンによっては認識されたシーンが実際と異なる場合があります。また、撮影条件によっては、同じ被写体でも異なるシーンとして認識される場合があります。認識されたシーンが実際と異なる場合は適切なシーンポジションを選択してください。

シーンによっては画像処理のため保存に時間がかかる場合があります。

カメラがシーンを認識できない場合は、シーンアイコンは表示されません。

シーンポジションの選択

オートモード切換レバーをAUTOの位置に合わせてからフロントコマンドダイヤルを回すと、いろいろな撮影シーンに合わせてカメラの設定を最適な状態にするシーンポジションを選択できます。選べるシーンポジションは次の通りです。

シーンポジション 機能
YAUTO シーンに最適な撮影モードや被写体をカメラが自動的に認識して撮影します。
h人物 人物の撮影に適しています。
Z美肌 肌をなめらかに撮影します。
M風景 昼間の風景撮影に適しています。
Nスポーツ 動いている被写体の撮影に適しています。
O夜景 夕景や夜景の撮影に適しています。
H 夜景(三脚) スローシャッターでの夜景撮影に適しています。
p花火 スローシャッターで打ち上げ花火を色鮮やかに撮影します。
Q夕焼け 夕焼けを赤く鮮やかに撮影します。
Rスノー 白く輝く雪景色での撮影に適しています。
sビーチ 日差しの強い浜辺での撮影に適しています。
f水中 水中での撮影を想定し、青かぶりを軽減します。
Uパーティー 室内での結婚式やパーティーの撮影で使用します。
V 花を色鮮やかに撮影します。
W文字の撮影 書類やホワイトボードなどを撮影するときに使用します。

A撮影設定 > AUTOモード設定でもシーンポジションを選べます。

p花火を選んでいるときは、シャッタースピードダイヤルが21Tの場合にリアコマンドダイヤルでシャッタースピードを変更できます。

プログラム(P)撮影

カメラがシャッタースピードと絞り値を自動的に設定します。プログラムシフトで同じ露出値のままシャッタースピードと絞り値の組み合わせを変えることもできます。

  1. オートモード切換レバーをzの位置にします。

  2. レンズの絞りモードスイッチをAに合わせます。

  3. シャッタースピードダイヤルをAに合わせます。

    表示画面にPが表示されます。

被写体の明るさがカメラで測光できる明るさの範囲を超えると、シャッタースピードおよび絞り値が「–––」と表示されます。

絞りリングなしレンズを使用しているときは、D操作ボタン・ダイヤル設定 > 絞り設定オートに設定してください。

プログラムシフトの設定

リアコマンドダイヤルを回すと、同じ露出のままシャッタースピードと絞り値の組み合わせを変えることができます。

シャッタースピード

絞り値

次のとき、プログラムシフトは使用できません。

  • Fフラッシュ設定 > フラッシュ機能設定の発光モードがTTLのとき
  • H画質設定 > ダイナミックレンジAUTOのとき
  • 動画を撮影しているとき

電源をオフにすると、設定したプログラムシフトは解除されます。

シャッタースピード優先(S)撮影

設定したシャッタースピードに合わせて、カメラが自動的に絞り値を設定します。

  1. オートモード切換レバーをzの位置にします。

  2. レンズの絞りモードスイッチをAに合わせます。

  3. シャッタースピードダイヤルを回してシャッタースピードを設定します。

    表示画面にSが表示されます。

設定したシャッタースピードで適正な明るさにならないときは、絞り値が赤色で表示されます。

被写体の明るさがカメラで測光できる明るさの範囲を超えると、絞り値が「–––」と表示されます。

絞りリングなしレンズを使用しているときは、D操作ボタン・ダイヤル設定 > 絞り設定オートに設定してください。

リアコマンドダイヤルでシャッタースピードを1/3段きざみで微調整できます。

シャッターボタンを半押ししている間やAFONボタンを押している間もシャッタースピードを変更できます。

シャッタースピードを1秒以上に設定したときは、撮影中にカウントダウンで残りの露光時間が表示されます。

長時間露光撮影でノイズが気になる場合は、H画質設定 > 長秒時ノイズ低減ONにすると、ノイズを低減できます。ノイズ低減処理を行うため、画像の記録に時間がかかる場合があります。

長時間露光撮影中にカメラが動くとピントがずれるので、三脚のご使用をおすすめします。

フロントコマンドダイヤルの設定はD操作ボタン・ダイヤル設定 > コマンドダイヤル設定で変更できます。

タイム撮影(T)

シャッタースピードをTに設定すると、タイム撮影ができます。カメラが動くとピントがずれるので、長時間露出で撮影する場合は、三脚のご使用をおすすめします。

  1. シャッタースピードをTに設定します。

  2. リアコマンドダイヤルで露光時間を設定します。

  3. シャッターボタンを全押しすると、設定した時間シャッターが開きます。

    露光時間を1秒以上に設定したときは、撮影中にカウントダウンで残りの露光時間が表示されます。

長時間露光撮影でノイズが気になる場合は、H画質設定 > 長秒時ノイズ低減ONにすると、ノイズを低減できます。ノイズ低減処理を行うため、画像の記録に時間がかかる場合があります。

バルブ撮影(B)

シャッタースピードをBに設定すると、バルブ撮影ができます。カメラが動くとピントがずれるので、長時間露出で撮影する場合は、三脚のご使用をおすすめします。

  1. シャッタースピードをBに設定します。

  2. シャッターボタンを全押ししている間、シャッターが開きます。

    • シャッターが開くのは、最大60分間です。
    • 撮影中は、経過時間が表示されます。
    • シャッターボタンから指を離すとシャッターが閉じて撮影を終了します。撮影を終了すると、撮影した画像の処理を行います。処理が終わるまでの時間が表示されます。

ドライブモードで1コマ撮影と多重露出撮影以外を選んでいるときや、A撮影設定 > シャッター方式で電子シャッターを選んでいるときは、バルブ撮影はできません。

絞りをA(オート)に設定している場合は、シャッタースピードは30秒に固定されます。

長時間露光撮影でノイズが気になる場合は、H画質設定 > 長秒時ノイズ低減ONにすると、ノイズを低減できます。ノイズ低減処理を行うため、画像の記録に時間がかかる場合があります。

リモートレリーズを使用する

長時間露光撮影時には、リモートレリーズが便利です。マイク/リモートレリーズ端子に、市販のΦ2.5 mm → 3.5 mm変換アダプターを介して、別売のリモートレリーズRR-100や市販の電子式リモートレリーズを取り付けます。

マイク/リモートレリーズ端子にリモートレリーズを取り付けると、設定確認の画面が表示されます。MENU/OKボタンを押して、マイク/リモートレリーズ設定nリモートレリーズに設定してください。

絞り優先(A)撮影

設定した絞り値に合わせて、カメラがシャッタースピードを自動的に決定します。

  1. オートモード切換レバーをzの位置にします。

  2. シャッタースピードダイヤルをAに合わせます。

  3. レンズの絞りモードスイッチをZに合わせます。

    表示画面にAが表示されます。

  4. レンズの絞りリングを回して、絞り値を設定します。

    絞りリングなしレンズのときは、フロントコマンドダイヤルで絞り値を設定します。

    絞りリングにAポジションがあるレンズで、Aポジションに設定しているときや、絞りリングなしレンズのときは、フロントコマンドダイヤルで絞り値を設定します。

    フロントコマンドダイヤルの設定はD操作ボタン・ダイヤル設定 > コマンドダイヤル設定で変更できます。

設定した絞り値で適正な明るさにならないときは、シャッタースピードが赤色で表示されます。

被写体の明るさがカメラで測光できる明るさの範囲を超えると、シャッタースピードが「–––」と表示されます。

シャッターボタンを半押ししている間も絞りを変更できます。

被写界深度を確認するには

被写界深度を確認するには、ファンクションボタンに被写界深度確認を割り当てます。割り当てたファンクションボタンを押すと、Lが表示され、そのときの絞り値の被写界深度がスルー画で確認できます(aファンクション機能)。

マニュアル(M)撮影

マニュアルでは、シャッタースピードや絞り値を撮影者が設定できます。意図的に「オーバー(明るい)」または「アンダー(暗い)」の露出を設定できるので、個性的で多彩な表現が可能になります。マニュアルで撮影するには、露出インジケーターを確認しながら、絞り値とシャッタースピードを設定します。

  1. オートモード切換レバーをzの位置にします。

  2. レンズの絞りモードスイッチをZに合わせます。

  3. シャッタースピードダイヤルを回してシャッタースピードをA以外に設定します。

    表示画面にMが表示されます。

  4. シャッタースピードダイヤルを回してシャッタースピードを設定し、レンズの絞りリングを回して絞り値を設定します。

    露出インジケーターを確認しながら、絞り値とシャッタースピードを設定します。

    絞りリングなしレンズのときは、フロントコマンドダイヤルで絞り値を設定します。

    絞りリングにAポジションがあるレンズで、Aポジションに設定しているときや、絞りリングなしレンズのときは、フロントコマンドダイヤルで絞り値を設定します。

    フロントコマンドダイヤルの設定はD操作ボタン・ダイヤル設定 > コマンドダイヤル設定で変更できます。

露出設定プレビューについて

D表示設定 > マニュアル時モニター露出/WB反映露出反映/WB反映のときは、露出を反映した画像が画面に表示されます。

露出反映/WB反映

WBのみ反映またはOFF

フラッシュ撮影など、撮影時に露出が変わる場合は、マニュアル時モニター露出/WB反映露出反映/WB反映以外にしてください。