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静止画撮影時のフォーカスに関する機能を設定できます。


静止画撮影画面でMENU/OKボタンを押して、G(フォーカス設定)タブを選びます。

メニューに表示される項目は、撮影モードによって異なります。

フォーカスエリア選択

フォーカスモードがSまたはCのときのピントを合わせるエリアの位置を変更できます。フォーカスモードがMのときは、ピントを合わせる位置や拡大表示する位置を変更できます(aフォーカスエリアの変更)。

AFモード

フォーカスモードがSまたはCのときのAFモードを設定します(aAFモードの選択)。

縦/横位置AFモード切替

カメラを横向きで撮影するときと、縦向きで撮影するときのAFモードを別々に設定できます。

設定 説明
OFF 横向きと縦向きを同じ位置に設定します。
フォーカスエリアのみ フォーカスエリアの位置のみ別々に設定します。
ON 縦向きと横向きをそれぞれ別々に設定します。

AFスピードアップ

ONにすると、AF制御を高速に設定できます。オートフォーカス中のライブビュー画質が劣化する場合があります。

設定値
ON OFF

AF-S時低輝度優先AF

ONにすると、低輝度AF時の露光時間が長くなり、暗いシーンでもピント合わせができます。

設定値
ON OFF

AFポイント表示yz

Gフォーカス設定 > AFモードゾーンまたはワイド/トラッキングのときのフォーカスエリアポイント枠を表示するかどうかを設定できます。

設定値
ON OFF

フォーカス点数切り替え

AFモードシングルポイントのときやマニュアルフォーカス時(フォーカスモードがMのとき)のフォーカスエリアポイントの点数を変更できます。

設定 説明
117点(9×13) 117点(9×13)のフォーカスエリアポイントから選べます。
425点(17×25) 425点(17×25)のフォーカスエリアポイントから選べます。

プリAF

ONにすると、シャッターボタンを半押ししていないときもAFサーチを実行します。常にAFサーチが行われるため半押し後のピント合わせが速くなります。シャッターチャンスを逃したくないときに有効です。

設定値
ON OFF

ONにすると、バッテリーの消耗が早くなります。

xFAF補助光

ONにすると、シャッターボタンを半押ししてからピントが合うまでの間、AF補助光が発光します。AF補助光は、暗い被写体のピントを合わせやすくするための光です。

設定値
ON OFF

シーンによっては、発光してもピントが合いづらいことがあります。

被写体に近づいた撮影では、AF補助光の効果が十分に得られない場合があります。

人の目に近づけて発光させないでください。

動画の設定も同時に変更されます(axFAF補助光(動画))。

顔検出/瞳AF設定

顔検出を使うと、カメラが人物の顔を検出し、背景よりも顔にピントと明るさを合わせ、人物の明るさが適正になるように撮影できます。また、瞳AFで、左右どちらの目にピントを合わせるかを選べます。

設定 説明
顔検出 ON

顔検出を使用します。さらに瞳AFの動作を選べます。

  • g瞳AF OFF:顔検出のみ行い、瞳AFは行いません。
  • u瞳AF AUTO:顔を検出したときにカメラが自動的に左右のどちらかの目にピントを合わせます。
  • w瞳AF 右目優先:顔を検出したときに右目にピントを合わせます。
  • v瞳AF 左目優先:顔を検出したときに左目にピントを合わせます。
OFF 顔検出も瞳AFも使用しません。

撮影の直前に被写体やカメラが動いたときは、緑色の枠の位置から顔がずれて写ることがあります。

各撮影モードでピントは人物の顔に合いますが、モード設定に応じた明るさになるため、人物の顔が適正な明るさにならないことがあります。

顔を検出すると顔の上に緑色の枠が表示されます。カメラが複数の顔を検出した場合は、その他の顔の上にグレーの枠が表示されます。グレーの枠の顔をタッチして、ピントを合わせる顔を変更できます。ピントを合わせる顔を変更すると、gが白から緑色に変わります。

顔セレクトopを割り当てたファンクションボタンを押すと、フォーカスレバーやEVF使用時のタッチパネル操作で変更することもできます(a撮影時のタッチ操作について)。

フォーカスレバーの中央を押すと、ピントを合わせる位置を顔からフォーカスエリアに変更することができます。もう一度押すとピントを合わせる位置は顔に戻ります。

ピントを合わせた顔が撮影画面から外れると、顔が撮影画面に戻ることを一定時間待つため、顔以外の場所に緑色の枠が残ることがあります。

撮影条件によっては連写後に選択した顔が解除されることがあります。

縦位置撮影時も顔を検出できます。

メガネをかけた状態や髪の毛で目が隠れている状態など瞳を検出できない場合があります。瞳を検出できず目にピントを合わせることができない場合は、顔を検出して顔にピントを合わせます。

この設定はショートカット機能でも設定できます(aショートカット機能について)。

AF+MF

ONに設定すると、フォーカスモードがS時にAFロック状態(シャッターボタンを半押ししたときなど)でフォーカスリングを回すとAFロックが解除され、マニュアルフォーカスで撮影できます。

設定値
ON OFF

距離指標付レンズをお使いの場合は、フォーカスモードをS、レンズ側を距離指標モード(MF)に設定すると、この機能を使用できます。このとき、レンズの距離指標は無効になります。

距離指標付レンズをお使いの場合は、フォーカスリングをあらかじめ距離指標の中央の位置にセットしてください(フォーカスリングの距離指標を最短距離または無限遠にセットすると、ピントが合わない場合があります)。

MFアシストフォーカスピーキングを選んでいる場合は、フォーカスピーキングでピントの確認ができます。

AF + MF時のフォーカス位置拡大表示について

Gフォーカス設定 > フォーカスチェックONにすると、AFモードシングルポイントのときにエリア選択位置でフォーカス位置を拡大表示できます。拡大倍率はリアコマンドダイヤルを回して切り替えます。

MFアシスト

マニュアルフォーカス時(フォーカスモードがMのとき)のピント確認方法を設定します。

設定 説明
スタンダード 通常表示です。
フォーカス
ピーキング
コントラストの高い輪郭部分を強調して表示します。表示色とピーキングレベルの組み合わせを選べます。

リアコマンドダイヤルの中央を長押しすると、MFアシストの設定を切り替えることができます。

フォーカスチェック

ONにすると、マニュアルフォーカス時(フォーカスモードがMのとき)にフォーカスリングを回すと自動的に拡大表示され、ピントの確認がしやすくなります。

設定値
ON OFF

リアコマンドダイヤルの中央を押すと通常表示に戻ります。

拡大表示する位置は、フォーカスエリア選択で変更できます。

測光&フォーカスエリア連動

ONにすると、測光マルチまたはスポットのときにフォーカスフレームの位置に連動して測光します。

設定値
ON OFF

xFワンプッシュAF時の動作

フォーカスモードがMのときのAFロックまたはAF-ONを割り当てたファンクションボタンによるピント合わせの方法を変更できます。

設定 説明
AF-S ボタンを押すと、オートフォーカスでピントを合わせます。
AF-C ボタンを押している間、オートフォーカスでピントを合わせ続けます。

動画の設定も同時に変更されます(axFワンプッシュAF時の動作(動画))。

xF被写界深度スケール

被写界深度のスケール(ゲージ)の基準を変更できます。

設定 説明
ピクセル基準 パソコンなどの画面で拡大表示して厳密な被写界深度を確認するときの目安にします。
フィルム基準 プリント画像などを観賞するときの実用的な被写界深度を確認するときの目安にします。

動画の設定も同時に変更されます(axF被写界深度スケール(動画))。

レリーズ優先/フォーカス優先

シャッターボタンを全押ししたときの動作を設定できます。フォーカスモードがAF-Sのときと、AF-Cのときでそれぞれ個別に設定できます。

設定 説明
レリーズ ピントが合っていなくてもすぐに撮影できます。シャッタータイミングを優先したいときに設定します。
フォーカス ピントが合うまで撮影できません。ピントを合わせてから撮影したいときに設定します。

AF+MFONのときは、設定にかかわらずピントが合っていなくてもすぐに撮影できます。

xFフォーカスリミッター

ピントを合わせる距離を制限して、ピントを合わせるスピードを速くします。

設定 説明
OFF フォーカスリミッターを使用しません。
カスタム

最短距離と最長距離を指定してピントを合わせる範囲を設定できます。

  • 実行:設定した範囲で撮影します。
  • 設定:2つの対象物を指定して、その間の範囲にピントを合わせるように設定します。
プリセット1 あらかじめ設定されている範囲でピントを合わせて撮影します。
プリセット2

ピントを合わせる範囲を、使用するレンズの最短撮影距離よりも手前に設定した場合、フォーカスリミッターは無効になります。

フォーカスリミッターで設定、表示される距離は、実際の距離と異なる場合があります。

カスタム設定時は次の操作もできます。

  • タッチパネルで2つの対象物をタッチして指定することもできます。
  • 対象物を選ぶかわりにフォーカスリングを回して無限遠に合わせると、最長距離を無限遠に設定できます。

動画の設定も同時に変更されます(axFフォーカスリミッター(動画))。

xFタッチパネルモード

液晶モニター(LCD)のタッチ操作で、ピント合わせやフォーカスエリア選択ができるように設定できます。

タッチパネルモード 意味

AF

 

 

AF OFF

  • フォーカスモードがS(AF-S)のときは、タッチした場所にピントを合わせ、AFロックします。AFロックを解除するには、AF OFFアイコンをタッチします。
  • フォーカスモードがC(AF-C)のときは、タッチした場所にピントを合わせ続けます。ピント合わせの動作を解除するには、AF OFFアイコンをタッチします。
  • フォーカスモードがM(MF)のときは、ワンプッシュAFの動作になり、タッチした場所にピントを合わせます。
エリア選択 フォーカスエリアに設定したい場所をタッチすると、タッチした場所にフォーカスエリアが移動し、ピントを合わせる位置や拡大表示の位置が変更できます。
OFF タッチ操作を無効にします。

D操作ボタン・ダイヤル設定 > タッチパネル設定 > xタッチパネル設定OFFのときは、タッチパネルモードアイコンは非表示になり、タッチ操作の切り替えはできません。

動画の設定も同時に変更されます(axFタッチパネルモード(動画))。

ピント位置拡大中のタッチパネルの動作

ピント位置拡大中(フォーカスチェックがオンのとき)は、タッチパネルの動作が異なります。

画面の中央をタッチしたときの動作

画面の中央をタッチしたときは、以下のように動作します。

タッチパネルモード 動作
AF AF-S:AF
MF:ワンプッシュAF
エリア選択 AF-S:AF
MF:ワンプッシュAF
OFF AF-S/MF:OFF

画面の中央以外の場所をタッチしたときの動作

タッチパネルモードや静止画/動画撮影の状態に関わらず、シングルタッチすると常に拡大表示する位置が移動するだけで、他の動作は行いません。