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撮影時の設定を設定できます。


撮影画面でMENU/OKボタンを押して、(撮影設定)タブを選びます。

メニューに表示される項目は、撮影モードによって異なります。

シーン選択

オートモード切換レバーがAUTOのときの撮影シーンを選べます。

シーン 機能
アドバンストSRオート シーンに最適な撮影モードをカメラが自動的に認識して撮影します。
人物 人物の撮影に適しています。
美肌 肌をなめらかに撮影します。
風景 昼間の風景撮影に適しています。
スポーツ 動いている被写体の撮影に適しています。
夜景 夕景や夜景の撮影に適しています。
夜景(三脚) スローシャッターでの夜景撮影に適しています。
花火 スローシャッターで打ち上げ花火を色鮮やかに撮影します。
夕焼け 夕焼けを赤く鮮やかに撮影します。
スノー 白く輝く雪景色での撮影に適しています。
ビーチ 日差しの強い浜辺での撮影に適しています。
水中 水中での撮影を想定し、青かぶりを軽減します。
パーティー 室内での結婚式やパーティーの撮影で使用します。
花を色鮮やかに撮影します。
文字の撮影 書類やホワイトボードなどを撮影するときに使用します。

セルフタイマー

シャッターボタンを全押ししてからセルフタイマーが開始されるまでの時間を設定できます。


  • 画面には、シャッターがきれるまでの秒数が表示されます。
  • タイマーを途中で止めるには、DISP/BACKボタンを押します。

設定 説明
2秒 シャッターボタンを全押ししてから2秒後にシャッターがきれます。シャッターボタンを押すときにカメラが動くのを防ぐときなどに使用します。セルフタイマー開始と同時にカメラ前面のセルフタイマーランプが点滅します。
10秒 シャッターボタンを全押ししてから10秒後にシャッターがきれます。撮影者を含めた集合写真を撮影するときなどに使用します。カメラ前面のセルフタイマーランプが点灯し、撮影直前に点滅します。
OFF セルフタイマーを使用しません。

シャッターボタンを押すときは、レンズの前に立たないでください。ピントが合わなかったり、適正な明るさにならなかったりすることがあります。

セルフタイマー設定は、電源をオフにすると自動的に解除されます。

インターバルタイマー撮影

設定した時間ごとに自動撮影するインターバルタイマー撮影の撮影間隔撮影回数を設定できます。

  1. 撮影メニューから撮影設定 > インターバルタイマー撮影を選び、MENU/OKボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影の設定画面が表示されます。

  2. フォーカスレバーで撮影間隔と撮影回数を設定し、MENU/OKボタンを押します。

    開始時間設定画面が表示されます。

  3. フォーカスレバーで開始時間を設定し、MENU/OKボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影が開始されます。

バルブ撮影、多重露出撮影のインターバルタイマー撮影はできません。また、連写でインターバルタイマー撮影すると、1回の撮影は1 コマ撮影となります。

三脚のご使用をおすすめします。

撮影中のバッテリー切れに注意してください。別売のACパワーアダプターAC-9V、DCカプラーCP-W126を併せてご使用ください。

撮影する条件によっては、インターバルタイマー撮影中の画面表示が消えることがあります。撮影の数秒前になると画面表示が復帰します。

画面の表示が消えているときにシャッターボタンを押すと、画面表示が復帰します。

撮影回数をに設定すると、メモリーカードに空きがなくなるまで撮影します。

AEブラケティング設定

AEブラケティング撮影の撮影コマ数などを設定できます。

サブメニュー 内容
コマ数/ステップ数設定

AEブラケティングで撮影するコマ数と明るさの変化量(ステップ数)を設定できます。

  • コマ数:撮影するコマ数を選びます。
  • ステップ数:明るさの変化量を選びます。
1コマ/連続
  • 1コマ:シャッターボタンを押すたびに1枚ずつ撮影します。
  • 連続:シャッターボタンを1度押すと、コマ数/ステップ数設定の設定にしたがって連続撮影します。
撮影順序設定 AEブラケティングの撮影順序を設定できます。

フィルムシミュレーションBKT

フィルムシミュレーションBKT撮影する3枚の画像に対するフィルムシミュレーションの設定をそれぞれ設定します。

設定 説明
PROVIA/
スタンダード
各フィルムの特徴は「フィルムシミュレーション」を参照してください(ACROSモノクロは、さらにYeRGのフィルターを選べます)。
Velvia/
ビビッド
ASTIA/
ソフト
クラシッククローム
PRO Neg. Hi
PRO Neg. Std
ACROS
モノクロ
セピア

測光

カメラが被写体の明るさを測定する方法を変更できます。撮影状況により、適正な明るさ(露出)にならないときに使用します。

測光モードを変更するときは、フォーカス設定 > 顔検出/瞳AF設定顔検出OFF/瞳AF OFFにしてください。

設定 説明

(マルチ)

被写体の輝度分布や色、背景や構図などの情報を瞬時にカメラが判断し、さまざまな撮影状況で適正な露出が得られます。通常の撮影では、(マルチ)をおすすめします。

(中央部重点)

撮影画面の中央部を重点的に測光して露出値を決定します。

(スポット)

画面中央部約2%部分の露出が最適になるように測光します。逆光時など、被写体と背景の明るさが大きく異なるときなどに使用します。

(アベレージ)

画面全体を平均して測光します。構図や被写体により露出が変化しにくい特長があり、白や黒の服を着た人や風景の撮影などに使用します。

シャッター方式

使用するシャッター方式を変更できます。電子シャッターを使用すると、シャッター音を消して撮影できます。

設定 説明
メカニカルシャッター メカニカルシャッターで撮影します。
電子シャッター 電子シャッターで撮影します。
メカニカル+電子 カメラが状況に応じたシャッターで撮影します。

電子シャッターまたはメカニカル+電子に設定すると、シャッタースピードダイヤルを4000にしたあとに、リアコマンドダイヤルでより高速のシャッタースピードを選べます。

電子シャッター使用時は、以下のことにご注意ください。

  • 動いている被写体を撮影すると、画像が歪んで撮影される場合があります。
  • 瞬間的な光や、蛍光灯などの照明下では、帯状のムラが撮影されることがあります。
  • シャッター音を消して撮影できますが、被写体のプライバシーや肖像権などに十分ご配慮の上、お客様の責任でお使いください。

電子シャッター使用時は、以下の機能制限があります。

  • ISO感度は12800~200に制限されます。
  • 電子シャッターで撮影されるときは、長秒時ノイズ低減は機能しません。
  • フラッシュは発光しません。

ブレ防止モード

手ブレや被写体ブレを軽減します。

設定 説明
常時+動き認識 常に手ブレ軽減を行います。また、動くものを認識するとシャッタースピードを制御し、被写体ブレを軽減します。
常時 常に手ブレ軽減を行います。
撮影時+動き認識 撮影される瞬間のみ手ブレ軽減を行います。フォーカスモードがCのときは、シャッターボタン半押し時も手ブレを軽減します。また、動くものを認識するとシャッタースピードを制御し、被写体ブレを軽減します。
撮影時 撮影される瞬間のみ手ブレ軽減を行います。フォーカスモードがCのときは、シャッターボタン半押し時も手ブレを軽減します。
OFF 手ブレ軽減を使用しません。三脚使用時はOFFにすることをおすすめします。

感度を固定値に設定しているときは、動き認識を行いません。また、その他の設定によって動き認識の設定が無効になる場合があります。被写体の速さや明るさによっては、被写体ブレ軽減の効果が得られない場合があります。

手ブレ補正対応レンズ装着時のみ有効です。

感度

光に対するISO 感度を変更できます。

設定 説明
AUTO1
AUTO2
AUTO3
被写体の明るさに応じてISO感度が自動的に設定されます。AUTO1AUTO2AUTO3にそれぞれ異なった基準ISO感度上限ISO感度低速シャッター限界を設定できます。
12800 ~ 200 設定値を選べます。設定した値は、画面に表示されます。
H(51200)
H(25600)
L(160)
L(125)
L(100)
拡張感度を設定できます。標準感度よりもダイナミックレンジが狭くなったり、ノイズが多くなったりする場合があります。

ISO感度は、カメラの電源をオフにしても保持されます。

オートモード切換レバーがAUTOの位置のときは、ISO感度の設定を変更できません。

操作ボタン・ダイヤル設定 > 感度コマンドダイヤル設定ONにすると、フロントコマンドダイヤルでISO感度を変更できます。フロントコマンドダイヤルの中央を押してISO感度の設定に切り替えてからフロントコマンドダイヤルを回してください。

ISO感度の設定について

ISO感度の設定値が大きいほど、暗い場所での撮影が可能になります。ただし、高感度になるほど、画像に粒子状のノイズが増えます。条件に合わせてISO感度設定を使い分けてください。

AUTO設定について

AUTO1AUTO2AUTO3を選ぶと、それぞれ異なった値の基準ISO感度上限ISO感度低速シャッター限界を設定できます。

設定 設定値 工場出荷時の設定値
AUTO1 AUTO2 AUTO3
基準ISO感度 12800~200 100
上限ISO感度 12800~400 800 1600 3200
低速シャッター限界 1/500~1/4秒、AUTO 1/60秒

基準ISO感度上限ISO感度を設定すると、その範囲内で最適な露出になるようにカメラが自動的にISO感度を設定します。また、低速シャッター限界では、ISO感度が自動で切り替わるシャッタースピードの低速側の限界値を設定できます。

上限ISO感度よりも基準ISO感度を高く設定している場合は、上限ISO感度で設定されているISO感度で撮影されます。

基準ISO感度上限ISO感度の範囲内でも最適な露出が得られない場合は、低速シャッター限界で設定したシャッタースピードよりも遅くなる場合があります。

低速シャッター限界AUTOにすると、レンズの焦点距離に応じてカメラが自動的に低速シャッター限界の値を設定します(手ブレ補正のON/OFF によって、設定は変わりません)。この時のシャッタースピードの目安は、「1/ 焦点距離」秒になります。

マウントアダプター設定

別売のMマウントアダプター「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」を使用して、カメラ側に情報を送ることができないレンズを装着したときに、レンズに合わせて焦点距離をカメラに設定できます。

焦点距離設定

ご使用のレンズの焦点距離が21mm24mm28mm35mmのいずれかの場合は、マウントアダプター設定レンズ14からご使用のレンズの焦点距離を選んでください。

21mm24mm28mm35mm以外のレンズをご使用になる場合はレンズ5またはレンズ6を選び、フォーカスレバーを右に動かして、焦点距離設定メニューを表示させ、ご使用になるレンズの実焦点距離をフォーカスレバーで設定してください。

歪曲収差補正

画像の周辺部が歪んでしまう「歪曲収差」を補正できます。タル型糸巻き型の補正を、それぞれの3段階で補正できます。

色シェーディング補正

画像中央部と周辺部の色の違いなど(シェーディング)を画像の四隅それぞれ個別に補正できます。

補正方法

  1. リアコマンドダイヤルを回して、補正場所(画面の四隅)を選びます。三角マークで表示される隅をそれぞれ補正できます。

  2. フォーカスレバーで補正値(色・量)を設定します。画像中央部と周辺部の色の差がなくなるように調整してください。

    • レッド/シアン(横軸方向)–9+9の範囲でレッドとシアンの縁取りを補正します。
    • ブルー/イエロー(縦軸方向)–9+9の範囲でブルーとイエローの縁取りを補正します。

色シェーディング補正を効果的に行うためには、青空やグレーの紙など単色のものを撮影し、その画像で最適化してください。

周辺光量補正

画像の周辺光量を補正できます。補正量は、–5+50(ゼロ)の計11段階から選べます。

  • プラス側に補正すると周辺光量が上がり、オールドレンズでの補正に有効です。
  • マイナス側に補正すると周辺光量が下がり、古いレンズやピンホールカメラで撮影したような効果が得られます。

周辺光量補正を効果的に行うためには、青空やグレーの紙など単色のものを撮影し、その画像で最適化してください。

ワイヤレス通信

無線LANを使ってスマートフォンと通信できます。スマートフォンと通信すると、以下の機能が使用できます。


  • スマートフォンを操作して、カメラで撮影
  • カメラからスマートフォンに画像を送信
  • スマートフォン側でカメラ内の画像を閲覧/取り込み
  • スマートフォンで取得した位置情報をカメラに送信

これらの機能を使用するには、スマートフォンにあらかじめ最新のスマートフォンアプリケーション「FUJIFILM Camera Remote」をインストールしておく必要があります。

「FUJIFILM Camera Remote」については、以下のサイトをご覧ください。

FUJIFILM Camera Remote